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BL~中編・長編集2~

第1章 ~天使がくれた奇跡~

十五年間って・・・僕より長くない?

っていうか、それって・・・・僕と駿が出逢ってからずっとってこと?

「別にいいわよ。 薄々気づいてたから。」

気づいてたのか。 そこは椿っていうか、なんていうか・・・

「ま、駿には感謝だな。 椿を俺にくれて。」

「ちょ、バカ!!」

「いてっ!!」

椿にキスをしようとして、殴られる冬馬君。

まぁ、いつものことだからね。

「そういえば・・・梓は、次に書く小説の内容決めてるの?」

「・・・・うん。 決めてあるよ。」

冬馬君の言葉を聞いて、今決めたんだけど。

「どんな内容?」

「僕が高校生の頃体験した話。」

「?」

あの話を小説にしてみよう。

「聞いてくれる?」

僕の・・・不思議な体験を。

「天使がくれた・・・・奇跡の話。」




~END~

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