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とあるホストの裏事情・完

第3章 ポッキーゲーム

―――将悟目線―――

コイツなぁ…いくらなんでも飲みすぎだろ‥

託麻も建志も結構酔ってるし…

俺だけか?

酔ってないの。



「よっし!じゃあ盛り上がってきたところで~、ポッキーゲームだぁぁぁぁぁぁ」


…は?

託麻の声で状況が大分進んでいることが分かる。

「いぇーい!待ってましたぁ」

建志もやる気だし…

しょーがねぇ、ノってやるか。


「ポッキーゲームぅ?懐かしいな~」

研斗もやる気。


「ペアはどーする?」




「んーとねぇ…おれ、しょーごとがいい~‥」


はぃ?

その言葉を発したのは、研斗だった…


「おっ、将悟さんご指名でましたぁ!激しくやっちゃって!」






「お前らなぁ…ホントご気楽だよな…」



「しょーごー、やろうよ~…俺とはいやー?」


……研斗はなぜか泣きそうな顔になっている。

まるで子供のように。


――ドキッ…


俺の胸が高鳴った。


「っ…別にいやじゃねーけど…」


「じゃあやってやれよー将悟」


「せやなぁ、断ったら器ちっさいわぁ ハハハッ」



「っ…じゃあお前らもやれよな!」

「当たり前やろー?なぁ託麻ぁ」





「そーだそーだ、当たり前だーっ」



…本当によくやるぜ…











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