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第1章 リーヴル

「別に見たいとか、言ってない。」



「ふーん。」



と、真帆があ、と呟いた。




「もうそろそろ、みんな来るんじゃない...?起こさないと...。」



「あ、そうか。」




この寝顔を他の奴に見せるのは嫌だからね。アンタに見られたってだけで最悪なのに...。




付け加えた真帆は、そのまま奈帆の席の前にしゃがみこんで頬をつついた。

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