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オレの彼氏は“偽装恋愛主義者”。

第1章 すれ違いと色違い。

もう火神君に勝てる人はいません。

「んじゃ、買ってくるな」

ボクたちがちゃんと食べるであろうことに安心したのか、上機嫌で受け付けに火神君は向かった。

火神君マジおかん…。
でも、そんなとこも好き!!

破局寸前の人の目の前でボクは何を考えてるんだ…。
不謹慎でした、すみません。

「黒子…色々とすまないのだよ」

ボクは緑間君の向かいの席に座った。
「何がですか」

店内は部活帰りの学生などでかなり混雑してきた。

今のところ、迷惑と言えば火神君とのいちゃいちゃにゃんにゃんを妨げられたくらいです。

それは、いつでもできるけど、元チームメイトの話を聞くことは今しかできない。

したがってボクがここにいるのは、当然のことなのだ。

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