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オレの彼氏は“偽装恋愛主義者”。

第1章 すれ違いと色違い。

あぁ…!メールと着信音が違うとこで気付けば良かった…!

ボクの馬鹿野郎!!!!

「マジごめんな。今は大丈夫?」
「大丈夫ですよ。用件はなんですか?」

まぁいい。カマをかけることができるかもしれない。

何か有力?な情報を…!

と言っても、緑間君がどうしたいのかはまだ知らないから無駄には動けない、か。

「いやー、さぁ。問題!オレの隣で寝てるのは誰でしょうか?」

いきなり来やがった…。

「え、緑間君じゃないんですか?ボクなんかに電話しないで、2人でいちゃいちゃしてて下さいよ」

ボクは適当に罠を仕掛けてみた。

動向を探るにはこれだけで充分だ。
これは緻密な高尾君との駆け引き。

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