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オレの彼氏は“偽装恋愛主義者”。

第2章 本当の偽装恋愛依存症。

「あー、わし、わかったかもしれん。でも、もしそれやったら最悪やわぁ…」

今吉さんが、目を更に細くして眉間に皺を寄せる。
手元にあるコーヒーは、既に冷え切っているだろう。

「とりあえず言ってみてください」

ボクたちは今吉さんを見つめる。

今吉さんは、少し頭をかいてから口を開いた。

「憶測で済んだらえんやけど…。件名は“すぐこい”ちゃうかな。本文は、助けろ、知らない人に連れてかれた。帝光にいる」

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