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「ありがとう。見せてくれて。」



「お姉ちゃん…どうだったの？」



「うん…似てるけど違うみたい。お姉ちゃんの夢のウサギちゃんにはチャックは付いて無かったから…。やっぱり夢は夢だよね。」



「チャックの中見た？」



「見てないよ。」



「見せてあげる。元気がでる御守りが入ってるの。」



ええっ‼︎御守りってまさか⁈



「ほら、これだよ。お姉ちゃん、元気無いみたいだから。特別に見せてあげる。」



女の子は、宝物を扱うように大事そうに見せてくれた。



これは…！



やはり、そうだ！
これは、夢の中の御守りとそっくりだった。御守りからは、ほんのりといい匂いが漂っている。



この香り…！
おばあちゃんが作ってくれているコロンの香りと良く似てる。



これはきっと、あたしの御守り袋だった？
あたしは、この御守りを知ってるの？