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俺のウサギちゃん

第18章 約束

ひとしきり泣いたら、恥ずかしくなってきた。

雨はまだ、ザアーザアーと降り続け雷まで鳴りだした。


ピカッ!ドンッ‼︎ゴロゴロー‼︎


耳を塞ぎたくなる程、雷が落ちる大きな音がした。


いつの間にか、みみちゃんの方が僕にしがみついて泣きそうになっていた。


僕は、みみちゃんを抱きしめて背中をよしよしと撫でてあげた。


みみちゃんは、小さな女の子なんだ。僕が守ってあげなきゃなんて思った。


夕立だったらしく、雨は暫くすると止んでいた。


「俊ちゃん、見て〜!」


トンネルをでると、空はすっかり真っ赤な夕焼けに染まっていた。


「俊ちゃん、今日の夕焼け凄く綺麗だね〜。」


茜色の雲の切れ間から、オレンジ色の夕陽が差し込んで神秘的な色になり、神々しく美しかった。


そんな奇跡のような夕陽を見ながら、みみちゃんといつまでも見ていたいと思った。


「みみちゃん。大きくなったら僕のお嫁さんにならない?」





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