テキストサイズ

俺のウサギちゃん

第29章 祭りの後のナイショ話

ゴホゴホッと咳き込みながら、あたしのソフトクリームを一口舐めて、あたしに返してくれた。



「ありがとう。美味いなコレ。
仲直り、出来なかったのか?」



「ううん…仲直りはしたよ。
でもね…なんかね、あたしが、俊くんを好きなのあんまり伝わってないっていうか…。
どうしたら、伝わって、喜んで貰えるのか…考えてるんだ〜。」



「それでみみこ、ボンヤリしてたのか?様子がおかしかったぞ。」



「あっ…う、うん。」



本当は、俊くんに言われた『 お仕置き 』が気になってたんだけど…。



「別に…赤石なんか、夜をみみこが誘えば一発で機嫌なおるんじゃね?」




「…もう、ななみったら、声が大きいって。
やっぱ、それ?…他はないの?」



すると、ななみは声を潜めて



「ワルイ…あとは、フェラでご奉仕とか?」



ななみは、ニヤニヤと笑う。



「ヘラ…?なぁに、それ?ご奉仕って?」



「ははっ…ゴメン。やっぱ、今の無し。」



ななみは、慌てて手を振って誤魔化した。



「なぁに?
言いかけて止めるなんてナシだよ。
イイもん。
ななみが、教えてくんないなら、広兄に聞くから。」



あたしが、席を立とうとするとななみは慌てて



「ちょっ!だ、ダメだぁー!あの人に聞いたら、喜んで教えてくれるから止めろ〜!」



ななみの慌てっぷりが、面白くて笑ってしまう。


喜んで教えてくれるなら、いいんじゃない?



「どうしたの?そんな慌てて…広兄は、ダメ?
じゃぁ、ななみが教えて〜?」





ストーリーメニュー

TOPTOPへ