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俺のウサギちゃん

第8章 ナイト

「ななみは、何でそんな蒼井に過保護なんだ?お前が、そんなだから 蒼井は 彼氏もできやしない。」


「小さい頃から、僕はみみこを守ってきたからな。

みみこの両親は 共稼ぎでよく僕んちに来てたんだ。

みみこは、寂しがりやの泣き虫で、
僕も兄貴たちも可愛いみみこが大好きで皆で彼女を守ってた。

半端な男に みみこは任せられない。」



「…ナイトがどんだけ居るんだ。蒼井が可哀想になってきたな。

まぁ 俊は、いい奴だぜ。半端どころか出来過ぎだと思わないか?」



「赤石は、みみこが好きなのか?」



「俺は、そう思ってる。
蒼井は奴のどストライクのはずだ。」



「何でわかる?」



「俊の好みは、わかるさ。
俊と俺は女のタイプが合わない…。
だから上手くやってこれたのさ。」



「ってコトは、僕はタイプじゃないな。」


ななみは、クックと笑った。



「まぁ、そうゆうコトだ。」



勇介も、ニヤリと笑う。



「しかし、あいつはモテるだろう。
みみこが泣くのは許せない。
彼女が居るだろ?」



「いや、いない。
何故か、作ろうとしない。
まぁ、わかる気もするが…。」






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