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闇の王と光の騎士

第16章 闇の王の粛清

「いい度胸だな……」

「そりゃまあ用心棒っていうのはなかなか度胸のいる仕事ですから」

ふざけた口振りでわざとすまいるの怒りを誘っていた。

挑発にのせられるのを嫌うすまいるはニヤリと笑い、落ち着きある振りを装った。

「よかろう……しかし王立軍を抜けるならひとつ条件がある……」

遥風は少しだけ顔を強張らせ、すまいるの顔を見詰めた。

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