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闇の王と光の騎士

第18章 暗部街の決闘

ももはの身構えより素早く反応したが、ももはも歴戦の強者。

体勢は不十分でも素早く抜斧し、シャルル目掛けて降り下ろした。

目前に斧が迫ったシャルルは目を見開く。

「ギャワウッ!!」

ももはの斧は白虎の肩に食い込んでいた。

しかしシャルルはそのまま追撃を喰らうまいと暴れ、危険を感じた将軍は斧を抜いて防御の構えを見せる。

「生意気なっ……人間ごときがっ!!」

「シャルル!!」

血を吹き出すシャルルにともこの気は動転する。
近くにあった梁山泊のメンバーの刀を手に取るとももはに向かって投げつけた。

「ッ!?」

予想していなかった方角からの攻撃に、流石のももはも対処ができなかった。

「ぐはぁあっ!!」

刀は彼の脇腹に突き刺さった。

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