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闇の王と光の騎士

第20章 闇の王

すまいるは城内の秘密の地下室へと向かう。

その場所はすまいる以外誰も知らない場所であった。

そこにはこの街を造るときに予め仕掛けてあった爆弾の起爆スイッチが隠されている。

何十年も経った今でもその爆薬やスイッチが生きているのかは不明だ。

しかし雨風による劣化はないように設計されている。
それに万が一スイッチが使えなくても手動で起爆出来るようにしてあった。

第一の爆弾はこの地下室に置かれている。

この爆薬を爆破させれば勢いでその隣の爆薬も爆破する。

この街には到るところに爆薬が仕掛けられている。
爆弾の上に建築された街といっても過言ではなかった。

市民たちはそんなことも露知らず、爆薬の上で生活している。


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