
禁断ハーレム〜beastな関係
第3章 新たな生活
触らないでと何度も呟きカタカタと震える奈々
触らないでと言われる度に傷付く俺だが、奈々をあんなに傷つけておいて傷付く資格なんて無いなと思う
上から見下ろし、この前まで遠くから見てるだけしか出来なかった奈々を見つめる
触れて居れば指先から俺の想いが伝わってくれねぇかなとすら思う
「よく見せて......」
そう言って奈々の瞳を見つめれば再び聞こえてくるあの言葉
「嫌だっ.....ヤダっ ......もぉ........やだぁ.....」
否定的な言葉が奈々の口から漏れる度に封じたくなる
「翔君なんてっ.......」
ああ、頼むからそれ以上..................言わないで
じゃないと滅茶苦茶にしたくなる
ムカつく位可愛くて、死んでしまうんじゃないかと思う位愛しい女の子
唯一好きになった女の子
付き合えた時はどんなに嬉しかったか分かる?
触れるのさえ戸惑い、汚してしまうんじゃ無いかと、何度思ったか
実際俺は汚れてる
この血ですら汚らしく.....
自分ですら死にたくなる
