
禁断ハーレム〜beastな関係
第3章 新たな生活
「やっ!!!やだぁ!!!退いてぇぇ!」
俺の下で暴れる奈々の唇を掌で塞げば大粒の涙を流す奈々
胸が痛くて痛くて.............
思わず奈々の名を呼んだ
「奈々..........」
フゥフゥと息を吐き出す奈々
「大声出さないで」
お願いと小さく笑えば見開く奈々の瞳
起きて来てしまう
奈々を見つめるあの二人の視線を思い出す
アレは............
流石同じ血を分けた兄弟........
嫌でも解ってしまう自分に笑みが漏れる
死んでも渡さない
奈々は俺のだ..........
危機感を感じたのか体を硬直させる奈々の耳元に近づきボソリと呟く
「あの日の続きしてみる?」
それは触れたくてした精一杯のキスの続き.........
