
いじめっこのえっちな修学旅行
第1章 修学旅行の計画
『ガチャッガチャッ』
『パリーン……』
一瞬のことなのに
なぜかずっと見ていたような気がする。
大きな破片は
床に叩きつけられて
足元で割れてしまった。
「お、おい豪!!」
聞き覚えのある声。
俺はまだ焦点の合わない
目で
声のする方を向いた。
「大丈夫か!?
ごめん!
先生達くるぞ!
早く行くぞっ!!」
あ……
大輝の髪に
『キラキラ』……。
俺を抜かし
階段をかけ上がる大輝。
他の男子も大輝に続いた。
俺は、
ガラスが散らばった
廊下で
ただひとり、
窓から少しだけ差し込む光を
浴びていた。
『タタタッ』
遠くから足音がする。
