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∮恋密度∮官能短編集 先生&生徒

第1章 純愛指導


黒板の文字を一生懸命追う姿が好きになり、まるで自分を追ってくれてるかのような錯覚にも陥った


いつしかまっすぐに見据えられた瞳に俺を映して欲しい‥
澄んだその綺麗な瞳の中の住人になりたい‥


そんなことを願う自分に驚いたこともある‥


君のことを想うだけでくすんでた俺の心は浄化され光りを放つような気さえして…


傍に居たい‥

そう想うようになっていたんだ──



「‥香織

‥卒業したら…俺の帰る場所になってくれる?…」


香織は驚きながらあの澄んだ瞳で見つめ返し、小さな声で呟く‥


「白和え作って待ってる‥//」


「‥‥///‥」


照れながら微笑み、細めた瞳の奥には確かに‥

‥俺がいた‥


もう‥

とっくに俺はこの瞳の中の住人‥


澄んだ瞳で俺を見つめ、

澄んだ心で俺を清める‥



目を凝らせばかならず出会える‥

自分の一生を捧げる人が‥

この人の為に生きたいと‥


この人の為に笑いたいと‥


それが自分の為になるのだと。



俺は君にあって初めて知った‥


俺はこれから君の為に
生きたい‥


君の為に人生を楽しむよ


それがやがては自分の為だから……



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