テキストサイズ

溺れる電車

第1章 通学


そこにいたのは、顔はイケメンなスーツを着た男の人だった。


その男の人もこちらをじっと見ていた。


私が見ると視線をそらして、私の後ろに並んだ。





なんだろう?



へんな感じ・・・。



「まもなく電車が参ります」



そうアナウンスが聞こえて強い風が吹いた。


髪が乱れたからそっと直す。



この電車にのるうちの学校の生徒はいない。






うちの方からうちの学校に行く人は、


数人しかいなくて、


この時間に電車にのるのは私ぐらいだ。


ドアが開くと電車に乗り込んだ。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ