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あれから私達は……。

第6章 妊娠

私は、母親と共に総合病院に向かった。
窓口で受付を済ませ、エレベーターに乗り、お母さんが(閉)ボタンを押そうとした時、一人の若者が乗り込んできた。

「待ってください!」

その若者は…淳弘だった。

「…淳弘」

「…貴方は…今朝の」

「やっぱり玲奈さんのことが心配で、傍に居て支えてあげたくて、学校を休んで来ました」

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