
♡*:。.rena's world story.。:*♡
第36章 ☆*♪ X’mas short short *last*
………年始?
私はピタッと足を止めて、主任の方へ振り返った。
「主任?」
「1月4日。 仕事始めだよ」
「それは分かってますけど……」
「風邪引くなよ、っとはい、もしもし~?」
話している途中で主任が電話に出てしまったので
私は軽く頭を下げてから、そのままエレベーターへと向かった。
……香ちゃんといい、主任といい、まるで今日が仕事納めのような言い方だなぁ。
12月は何かと忙しかったけど、年末が近付いて大分落ち着いてきたから
多くの社員がお休みモードに入ってるし、別に気にする事じゃないのかも。
「……わぁ、寒い……!」
会社のエントランスを抜けると、冬の北風がひゅうっと吹き付けてきた。
ここから家までは、歩いて10分とかからないけど
………昼間、お昼を食べていたカフェで聞いた、隣りの人の言葉を思い出して
胸が少しだけチクッとして、体の芯まで冷えるようで
私はマフラーを鼻の前まで引っ張り上げた。
“ 七瀬隼人、ついに離婚だって ”
私はピタッと足を止めて、主任の方へ振り返った。
「主任?」
「1月4日。 仕事始めだよ」
「それは分かってますけど……」
「風邪引くなよ、っとはい、もしもし~?」
話している途中で主任が電話に出てしまったので
私は軽く頭を下げてから、そのままエレベーターへと向かった。
……香ちゃんといい、主任といい、まるで今日が仕事納めのような言い方だなぁ。
12月は何かと忙しかったけど、年末が近付いて大分落ち着いてきたから
多くの社員がお休みモードに入ってるし、別に気にする事じゃないのかも。
「……わぁ、寒い……!」
会社のエントランスを抜けると、冬の北風がひゅうっと吹き付けてきた。
ここから家までは、歩いて10分とかからないけど
………昼間、お昼を食べていたカフェで聞いた、隣りの人の言葉を思い出して
胸が少しだけチクッとして、体の芯まで冷えるようで
私はマフラーを鼻の前まで引っ張り上げた。
“ 七瀬隼人、ついに離婚だって ”
