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世界で一番愛する人へ

第8章 *続くいじめ。*

でも時々、辛そうな顔をする。
俺はその顔を見るのが辛い。

だから、俺は試してみようと思う。
いじめが止まるかもしれないから。


『ひな?』
ひ「なに?」
『あのさ、俺らと一緒にいるの、やめない?』
ひ「ぇ…」

それはビックリするよね。
一緒にいるのがあたりまえになってたんだから。
でも、ひなの顔は、ビックリというよりショックを受けた様な顔だった。

ひ「なんで?」
『いじめが、止まるかもしれないから。俺ね、ひなが辛い思いをしてるの、知ってるんだよ?』
ひ「和也…」
翔「でも…」
雅「和也、本気?」
『うん。でも、学校でってこと。』
ひ「……わかった。ありがと、和也。私の事、考えてくれて。」

ごめんね。

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