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世界で一番愛する人へ

第9章 *気付いた気持ち*

ひなと学校で会わなくなって、数日が過ぎた。
慣れるかなって思ったけど、全然慣れない。
心にポッカリと穴が空いた様。
この数日間が、凄い長いものに感じる。


前まではずっと5人でいたはずなのに、いつの間にかひなといるのがあたりまえになっていた。
だからかな?
なんだか寂しい。

大切なものを失った気持ち。



あれから、ひなへのいじめは止まったのかな?
その事が頭に浮かぶ。
学校外では時々会うけど、その話はしない。

もし、止まってなかったら、こんなの意味ない。
ただ辛いだけ。



辛い?
そっか…
俺は辛いんだ。寂しいんだ。
ひながいないから。

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