テキストサイズ

心をあげる

第2章 あなたがいない

「おはよう、マイカ。」


「おはよう…」



同僚のタクだ。

タクは、リュカの親友で

学生時代から

いつも3人は一緒だった。

だから、タクは特別。



私たちは23才。

最後の世代と呼ばれている。

私たちより若い人間は

この地球上に存在しない。



「マイカ…

また痩せたんじゃないのか?」



「どうかな…

でも栄養は摂ってるから大丈夫だよ。

私には研究があるから。

倒れるわけにはいかないから…」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ