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Face

第1章 ...

その声はいつも温かく時に厳しくいつも笑顔の父の声だった



今日は父の三回忌



あの日から三年



「沙耶ちゃん」


話しかけてきたのは父の姉だった


「あの日から三年なんて本当に早いもんね」



「あっという間ですね」


「今日お母さんは?」


「母には連絡してません。来る資格もないし、来って父がかわいそうなだけ」



「そう....」



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