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再会の歌

第9章 揺れる想い

アパートの階段を駆け下りる。








「何で……、何で……っ」















何で泣いてんだろ?あたし。








アパートから離れても、ずっと走っていた。




通勤途中の人たちが歩いている足は止めずに、あたしを見ていく。




面白いものでも見るような、
好奇の目で。









もう、どうしたらいいか分かんないよ。

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