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再会の歌

第2章 再会

「で、俺たちからの誕生日プレゼント、大切にしてね」


いろんな料理がテーブルに並んだ頃、新くんがあたしにCDをくれた。


「わ、ありがとう」


「いいよ、これからも李沙を宜しくね」


泰地くんが優しく話しかけてくれた。



「おーい、ハルも何か言えよ。
初輝ちゃんが悲しむだろ」


ずっと窓の外眺めていた春くんに、
タクが呆れたように、話しかけた。


「大丈夫だよ、きっとお仕事で疲れてるんだよ」


ここはちゃんとフォローしなきゃね、


ん?名前…ハルじゃなくてシュンじゃないっけ?




「俺はハルじゃない、シュンだ」


あたしが疑問に思ったのとほぼ、同時だった。

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