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再会の歌

第3章 メールと私の気持ち

「ふーん。ならいいけど…」


そう言って李沙はパソコンに向き直った。


カタカタとキーボードを打つ音が
静かなオフィスに広がる。




「ね、初輝」



しばらくすると李沙がまた、話しかけてきた。


「Hacpaのメンバーの中に
お気に入りでも居たの?」


「き、急に何言ってんの!?
居ないよ!そんな人!」


私は焦った応答になってしまったと、
後悔した。


「あらら、ごめんなさいねー。
勘違いだったみたい」


李沙はわざとらしく言うとまた自分の仕事に戻り、その後は話しかけて来なかった。

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