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再会の歌

第3章 メールと私の気持ち

二人でエレベーターに乗り込む。


「初輝さ、本当はHacpaにお気に入り居たんでしょ?」



やっぱり、感付いていたか……
李沙には敵わないな……



あたしが「実は…」と話そうとした時、
また李沙が話し出した。



「まあ、ほら…
初輝さ、高校時代から恋愛とか苦手じゃん。

ヤンチャだったっていうのも少なからずあるんだろうけど……。

でも、初輝に好きな人ができたらあたしも嬉しいっていうか…

なんていうか…」



李沙……



あたしは李沙の優しさに胸の奥が
ズキリと痛んだ。



「ありがとう、李沙。
でも本当に何にもないから。

何かあったらすぐ、李沙に言うよ」


あたしがお礼を言うと李沙は
「うん!」と可愛らしい笑顔で頷いた。

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