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再会の歌

第5章 楽屋の大事件!?

「…え……」


あたしが呆然として、新くんをみると、真剣な表情だった。



「“ステージの上の俺たち”
じゃなくて……









“ステージの上の俺だけ”を見て……」




新くんは悲しそうな目で言った。




「…えっ……と…」



「じゃあ、応援よろしく!」



あたしの言葉を遮ると、新くんはまた爽やかな笑顔で、

関係者以外立ち入り禁止と書かれた扉の向こうに消えて行った。



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