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再会の歌

第8章 新の家 新side

俺は自分のTシャツとジャージを持って寝室をでた。



脱衣所に着替えを置きに入ると、風呂場の扉の向こうから初輝の影が見えた。


思わず、足を止めて見てしまう。


初輝の体は影でも分かるほど細くて、触れれば折れてしまいそうだった。




あ、やべ…見入ってた……



急いで脱衣所から出ようとすると、何か風呂場から聞こえて、また足を止めた。




「ハル……」



ハル?誰だ?



なんだかもやもやしたが、俺は黙って脱衣所を出た。

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