LAST SMILE
第15章 クリスマスライブ
妙に腹立つ、強気なあいつ
口の悪さが鼻につく
だけど時折香る煙草のにおいが心地良くて
いつの間にか気になってた自分がいた
輝くあなたはまるで太陽のよう
寂しそうに光るあなたはまるで月のよう
その手に触れたかった。
でもいけないの。
触れたら崩れそうで。
もう、あたしの声は届かなくなりそうで
黄金に輝く、生意気なあいつ
いつもからかわれるのがあたしの日課
だけど初めて気付いた、背中の広さ
いつの間にか、その背に顔をうずめるあたし
すべてを悟ったあなたは
まるで冬のように冷たくて
無邪気に笑ったあなたは
まるで春のように暖かかい
いつか、好きって伝えたい
だけどあたしには出来ないの
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