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LAST SMILE

第1章 解散!




校舎を出て、電車を乗り継ぐ。


そいつはあたしの分の切符も素早く用意した。


何こいつ。


ほんとに、あたしはどこに連れてかれるの!?






「え!?ちょ・・・!!ストップ!!ここって・・・」



着いた先は信じられない場所だった。




「男子校じゃん!!」

















珍しそうにあたしをジロジロと見る視線。



冷やかしと思われる言葉。




気持ち悪い下品な笑い声。





なんだろなぁ。


なんでこんなことに・・・。



「おっ。モッチー、彼女?」


校舎内に入ると、
廊下で話しかけてくる男はみんなそういった。



“モッチー”ってこいつのこと!?



はっ。


こいつには似合わない可愛いあだ名だこと。


てか、一緒に歩くだけで彼女?笑わせないでよ。


ていうか、
こんなに強引に手を引っ張る彼氏、お断りだっつの!!




そいつは何も言わずに、怖い顔でどんどん歩いていく。


しばらくすると、一つの教室の前で止まった。




「もう!あんたなんなの!?こんなとこに連れてきて一体―」



あたしが言い終わらないうちに、そいつは勢い良くドアを開けた。



そこには、




「え・・・?」


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