テキストサイズ

俺は、お前を妹として見れない

第4章 誘惑

「あの…荒瀬くん…。そこ私の席なんだけど…」

「ちょっと来て」

「え!? 来てって…授業始まるよ?」

荒瀬は、愛莉の腕を引っ張り、誰も居ない屋上に移動した。

「腕離して!こんな所に連れてきて一体なんなの?」

「…昼休み…中庭で彼氏と飯食ってたろ?彼って、俺様のくせに甘えん坊なんだな。それに彼女を気遣う優しい一面もある」

「…ずっと見てたの?」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ