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夜が明けても傍にいて。

第25章 溺愛の症状。

慎也がそこまで言うとようやくお父さんは口を開いた。




「俺は…今、




今すぐには



二人を認める訳にはいかない。」




!!!



「どうして?!」



「今日初めて会ったんだ。
大事な大事な一人娘を今日初めて会ったばかりの奴にわかりました、じゃあ、お願いしますなんて簡単に言えるか。」


「お父さんっ!

なんで?私が「そうですよね。」




え?慎也…?



「僕も同じ立場だったら同じことを言ってると思います。


僕達を長い目で…


ゆっくりと見守っていて頂けますか?」









置き時計の秒針の音だけが響き渡る中



















「あぁ…。」



お父さんは秒針の音にかき消されるくらいの小さな声で呟いた。

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