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夜が明けても傍にいて。

第26章 新しい生活

……………………………………。



「しばらくここのカツ丼ともお別れだなー。」


「本社に行ったらお昼どうするの?
前は、どうしてたの?」


「前は…」



……。




「…。」



察してしまいましたよ莉菜さんは。
愛花さんと食べていたのですね?



「いいよ、もう…。過去のことなんだから。」


「おっ?大人ー。」


「ふーんだ。」


「あれ?子ども?」



「もうっ、からかわないでよ。


来月からは私がお弁当作るから、それを食べてよね?

もう二度と愛花さんのお弁当なんか
食べちゃ嫌だよ?」


「わかってるよ。

なんだよ、そんなこと言ってくれちゃって可愛いなぁ。」


慎也は私の頭を撫で撫でしてくれた。








私は、お父さんの承諾を得て慎也の家に引っ越すことになった。


荷物は大半運んだけど全ての引っ越しが終って二人で暮らし始めるのは来月一日から、後一週間後だ。


結婚の日取りもまだ決まっていないけど
これから二人でゆっくり決めていくんだ。


毎日一緒に寝て毎日一緒に朝を迎えられる。






ずっとずっーと一緒に居られるんだよね?










もう、私達……離れることは無いよね?







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