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夜が明けても傍にいて。

第29章 二人の未来

この広いベッドに二人で横になることがこんなにも幸せなことなのかと思い知らされる。


抱き締め合ったまま至るところに軽いキスを交わす私達。



幸せ…。



「莉菜…。」


「ん?」


「俺今、すんげー幸せだ。」


「...私も今、幸せだなって思ってたとこ。」



「なぁ、莉菜…。」

「なぁに?」


「仕事…辞めないか?」

「え?」


「仕事…好きか?」

「…正直、生活のためって感じだけど嫌いじゃないよ?」



「俺は…莉菜にずっと家に居てほしい。
ハナだって、その方が寂しくないだろうし…。

って言いながら一番は俺が安心したいからなんだけどな…/////

今すぐにとは言わないからゆっくり考えて?」



「うん…。」

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