テキストサイズ

夜が明けても傍にいて。

第38章 番外編⑦

私が入院している間…、仕事の日は昼休みに、もちろん休みの日は面会時間ギリギリまで会いに来てくれた。


毎日毎日会いに来てくれて、
すっかり愛妻家で有名になった慎也。


周りの妊婦さんも慎也が来ると目をキラキラさせて喜んでくれていた。


もちろん、看護師さんにも人気があって、
慎也に声を掛けて来る人が沢山居た。


モテモテな慎也。


昔の私ならヤキモキしてたかもしれない。


でも慎也は…全く他の女に興味が無い。


他の人に話し掛けられても仕事モードの慎也になっている。


デレッとニヤける顔を見せるのは
私にだけ。



それが入院中によくわかって


私はそれが凄く嬉しくて




幸せだった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ