
夜が明けても傍にいて。
第9章 上司vs同僚
「カツ丼が大好物なら
昨日はなんでカツ定食にしたんですか?」
「カツ丼の気分じゃ無くなったからだよ。」
「それってどんな気分?」
「腹立たしい気分だったな。」
「課長って…気分屋ですよね。」
「---自分でも思う。
面倒くせー男だなって。」
「そうですよね、来週末まででいい仕事を今日中にって部下に嘘つくくらいですもんね。
他の社員にもそういうことよくするんですか?」
「そんな訳無いだろ、お前だけ、
宮西にだけだよ。」
「...ふぅん。」
明らかに私の顔はニヤけているに違い無い。
こんなご褒美がもらえるなら
何度だって課長に罰を与えてほしい。
課長は美味しそうにカツ丼を完食すると満足気にセブンスターを吸い出した。
急に私の部屋に置いてある課長のセブンスターを思い出して満面の笑みを浮かべてしまった。
「---宮西…。
お前…そんなにカツ丼が好きだったんだな。」
「大好きですよ。」
---課長のことが…。
昨日はなんでカツ定食にしたんですか?」
「カツ丼の気分じゃ無くなったからだよ。」
「それってどんな気分?」
「腹立たしい気分だったな。」
「課長って…気分屋ですよね。」
「---自分でも思う。
面倒くせー男だなって。」
「そうですよね、来週末まででいい仕事を今日中にって部下に嘘つくくらいですもんね。
他の社員にもそういうことよくするんですか?」
「そんな訳無いだろ、お前だけ、
宮西にだけだよ。」
「...ふぅん。」
明らかに私の顔はニヤけているに違い無い。
こんなご褒美がもらえるなら
何度だって課長に罰を与えてほしい。
課長は美味しそうにカツ丼を完食すると満足気にセブンスターを吸い出した。
急に私の部屋に置いてある課長のセブンスターを思い出して満面の笑みを浮かべてしまった。
「---宮西…。
お前…そんなにカツ丼が好きだったんだな。」
「大好きですよ。」
---課長のことが…。
