双子のお兄ちゃん
第2章 初めて
「瑠璃、支度はできたか?」
「うん!大丈夫だよ!」
「おい、瑠璃、これ持って行かなくていいのか?」
「えっ?…わっ!ありがとー!!忘れるところだった!!」
「しっかりしろよな!!瑠璃ももう直ぐ中学生になるんだろ?」
「うぅ~…」
「瑠璃、そんなにショック受けなくていいから。早く行かないと、遅刻しちゃうよ?」
「…うん…わかった…」
私が落ち込んでいると
「「瑠璃」」
チュッ
「……///」
蒼にぃと翠にぃが私の両頬にキスをする
これは 私が落ち込んでいたり悲しんでいたりしたときにしてくれる小さい頃からの励ましの行為
「じゃあ、行こっか」
「行くぞ」
「うん!」