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『好き』の重さ

第7章 心変わり!?

週明けから始まった新しいプロジェクトで、課内は慌ただしかった。


あの日の夜が夢での出来事だったかのように思えていた。


課長もパソコンと向き合いっぱなしで、私達は仕事以外の会話を話すこともなく2週間が過ぎていた。


相変わらず仕事を淡々と率なくこなす課長。


皆、課長の指示の下でテキパキと動き、3週間が過ぎる頃には目処がたつ迄に進んでいた。


期待以上の出来栄えに社長自ら課長の元を訪れ、称賛うさんの言葉をかける程だった。



そして、1ヶ月の期限の仕事は4週間で完成した。


皆疲れていたが、特に課長の顔には疲労の色が浮かんでいた。

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