テキストサイズ

うちのむぅがドSなのか口が悪いのか微妙な件ww

第2章 ひなたで叩いてやるよ

「……お前、いつ見ても寝てるな」

呆れたように溜息を吐いて、むぅはベッドの端に腰掛ける。


「そんな事ないよぉ! ちゃんとご飯も食べるし、トイレも行くよぉ?」

「……トイレって……」

眉を顰めるむぅにも、夢の世界と現実世界の中間にいる蘭は気付かない。


「あ、歯も磨いてるよ?」

「……どうでもいいわ」

「え? え? お風呂も入ってるよ?」

「あっそ」


いつまで続くんだよ…と面倒臭そうな顔をしたむぅが、蘭が枕にしていたファッション雑誌へと手を伸ばす。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ