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うちのむぅがドSなのか口が悪いのか微妙な件ww

第2章 ひなたで叩いてやるよ

目の前の布団叩きを気にする様子もなく、蘭はむぅへと言葉を返す。

「あ、えっとね、今日はいいお天気だからね、たっぷりお日様を浴びた後で叩こうかと…」



「ふーん…」

普段より少し低いなるむぅの声。


「んじゃ、俺がやってやるよ」

鈍感な蘭は、この時むぅの口端が意地悪く引き上げられた事に気付かない。



「うん、ありがと~。助かるぅ」

布団叩きを片手に蘭の横へと立つむぅを、蘭はニコニコと無邪気に見上げた。

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