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うちのむぅがドSなのか口が悪いのか微妙な件ww

第2章 ひなたで叩いてやるよ

「帰る!」

「え? あ、うん。お大事にねぇ」

ヒラヒラと手を振る蘭を、忌々しげに睨むむぅ。


「~~~~~ッ鈍感セクハラ馬鹿女!」

「ええっ?!」

子供の喧嘩かぁっとツッコミたくなるような捨て台詞を残し、むぅはドタドタと大きな音を立てて階段を駆け降りて行く。



「……硬かった……」

先程むぅの二の腕や胸板に触れた手を見つめ呟いた蘭の言葉は、その賑やかな足音に掻き消されていった。


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