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うちのむぅがドSなのか口が悪いのか微妙な件ww

第14章 タチの悪い女 <夏休み特別編>

両親は共働き。

音羽はむぅの家で煌太と勉強中……の筈。

静かな蘭の部屋に入れば、

「蘭…」

不意に抱き寄せられる。


そ…っと掠めるように重なった唇が、

「ん…っ…」

双方の口端から零れる甘い声に、どんどんと熱を帯びていく。


いろいろな角度から攻めるむぅの唇が、必死にしがみ付く蘭の唇を離れる時に鳴るリップ音。

耳までも犯される……。


「むぅ…っ」

息を継ごうと口を開いた蘭の口内に、

「んんっ‼︎ 」

むぅの熱い舌が滑り込む。

絡め取られた舌が熱を帯びていく。


「ふっ…ンッ…」

苦しげにも、甘くも聞こえる蘭の鼻を抜けて出る声。

誘われるように、むぅの手が蘭の小さな膨らみに触れた。



「─────…っ‼︎ 」


ビクッ

大きく跳ねた蘭の身体が、”それ以上” を拒むかのように離れる。


「………ごめん」

真っ赤な顔を俯かせ、零れそうになる涙を堪える蘭。

ポンポン…

その頭をむぅの大きな手が優しく叩く。


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