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冴えかえりつつ 恋

第16章 ・*:.。*・'(*゚▽゚*)'・*。.:*・゜゚

目が覚めたら、昨夜のことを否定されるのではないかと不安だった。


今朝、先輩が目覚めたとき微笑みかけてくれて、もう死んでもいいと思った。


それどころか、


抱きしめて、

キスして、

『スキだ。』ってーーーーー!



心臓が止まらなかったのが奇跡だ。




ひと雨ごとに春が近付くように

僕の恋は

冴え返りつつ

春を迎えた

けれど

春は まだ なかばーーー。





昨夜の先輩は、気付いたら眠ってた。


安心しきった子どもみたいな顔。

髪をすかして、

頬に触れて、

香しい首筋に、

綺麗な鎖骨に、

唇に、もっとキスしたい。

全てをからめとって、

この温もりを永遠に

抱きしめたい--。


--愛してる。




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