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禁断×恋

第2章 *ストーカー*

あれから、翔さんとはメールのやり取りを始めた。
少ししかしないけど、翔さんはメールを送って来てくれるの。
迷惑かなって思うから、私からはしない。


いつも通りのはずの夜。
マンションの廊下が騒がしくなった。

『なんだろ?』

翔さん絡みかもしれないから、一応外を見てみた。




…そしたら、翔さんと女の人が一緒にいた。

よくないってわかってるけど、盗み聞きしちゃう。

翔「だから、もうやめろって!」
「どうして?」
翔「もう終わりって言っただろ?」
「なにそれ?今更別れろって言うの?」
翔さんの声は、面倒くさそう。
翔「あのなぁ…」
「わかったわよ!別れればいいんでしょ!
その代わり、最後にキスさせて。」
翔「はぁ?」
翔さんが何か言おうとしたところで、途切れた。
多分、キス…されたんだと思う。

……長い。

翔「いい加減にしろよ!」
「っ…」
足音が遠ざかっていく。
翔さんが座り込む音がした。

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