禁断×恋
第24章 番 外 編 ⑦
-1週間後-
真綾が家に来た日から1週間が経った。
…でも、思い出せない。
誰にも聞けない。
聞こうとすると、決まって皆辛そうな顔をする。
もしくは、知らないっていう顔。
知らないか、辛いか、その2択。
だから結局、聞けない。
聞けないまま、1週間が過ぎていった。
夜。心配だからと言って来てくれた和は、風呂。
おいらは1人、スマホでゲームをしている。
もう少しでクリアだ!
プルルルるるる
電話?
もう少しでクリアだったのに…
ていうか、まさか…
でも、知ってるわけないし…
いや、でもあの時から番号変えてない…
なり続ける着信音。
おいらは、電話に出た。