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『はぁ…』

私、笹原優妃。
今、すっごい疲れてます。

「ため息ついてたら、幸せ逃げちゃうよ！」

声をかけてきたのは、蒼井沙羅。

『沙羅と違って、もともと幸せなんていませんよ〜』

私は沙羅に背中を向けて、仕事を再開した。
沙羅は結婚してる。今はすっごい幸せらしい。

沙「ゆーうひっ！」
『なによっ！？』
沙「今日、久しぶりに飲みに行こうよ！」
『えっ！？いいの？旦那さんは？』

またくるっと沙羅の方を向いた。

沙「今夜は遅くなるんだって。」
『行こ〜行こ〜！』
沙「じゃあ決まりね！」
『うん。』

沙羅と2人だけっていうのは、沙羅が結婚してからそんなになかった。
だから、嬉しい。