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幸せの階段…

第10章 暖かい家庭


父に連絡し戻ることを告げた。



そしてその日に荷物をまとめた。


なにしてんの?
と母に言われる。


出て行く。お父さんとこ戻るわ。
と答えると…









パシンっΣ








頬を平手打ちされた。



なにをふざけたことゆうとんの。
未来はどうすんの。
みといてくれな仕事も行かれへんやん。



未来とは妹のことだ…。



母から出る言葉一つ一つに絶望した。


誰の子なん?
自分の子やろ?
なんで莉架が子育てしなあかんの?
少しでも莉架気持ち考えたことある?


と泣きながら訴えた…

だけど、母の口からは残酷な言葉しか
出てこなかった…





あたしは産みたくなかった。
博樹が堕ろすなゆうたから産んだ。
あんたも面倒見るためにこっちに
帰ってきたんやろ?
最後まで任務果たしなさい。
あんたのきもちなんか小さい
しょうもないもんやろ?
お母さんなんか子供大きくするために
働きたくもない夜の仕事してんねん。
偉そうなこといいなや。


小さくてしょうもないと言われた
あたしの心の気持ち。
妹の前で産みたくなかったとゆう
母の気持ちがさっぱりだった…

もぉ話しても無駄だと思い
無言で荷物をまとめた。

母も諦めたのか最後に一言…








出て行くんならもう一生
帰ってくんなよ。



そう言い残して違う部屋に行った。


涙を流しながら母の家を
あとにした。




未来ごめんね…
お姉ちゃん力をつけたら
迎えに行くからね…
そう心で叫びながら…

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