幸せの階段…
第11章 違和感
あたしと未結ちゃんはずっと
卓球を続けていた。
ある時先輩にクラブチームに
一緒に行かない?と誘いを受けた。
父もおばちゃんも賛成だった。
学校のクラブを途中で抜けて
クラブチームに行くのが日課になった。
やっぱりラケットを使ってるうちに
ダメになってくる…
だけど変えたいなんか言えなかった…
いつもの遠慮だ…
その点未結ちゃんは自分の母親だから
言いやすいのだろう…
色んなものを変えてもらっていた。
卓球の用品を入れるカバンも
未結ちゃんは卓球メーカーのもの。
あたしはどこのメーカーかもわからない
形の似たカバン…
文句なんかゆえないし我慢した…
本当は辛かったんだ…
なんで?同じようにしてくれないの?
そんな風に思うようになった…